Archive for 4月, 2010

MADE IN USA

MADE IN USA

秋冬に向けてアウトドアな雰囲気を取り入れたスタイルが、本格的にモードの流行の中でも復調の兆しです。

GLAMOURでも、スポーツやアウトドア的指向をさらに強めた「MONCLER GAMME BLUE」、そして「MONCLER V」の取り扱いをスタートします。とりあえず靴や小物からでもアウトドアな雰囲気取り入れてみませんか。

ちょうどHYSTERIC GLAMOURから届いたちょっとロックなデイバックがオススメです。


HYSTERIC GLAMOURオリジナルパターンによる「SKULL BANANA 総柄」のデイバックです!

色合いも絶妙、大きさもデイリーに使うにもちょうどよいサイズです。


SKULLプリントも遠目から見るとそこまで目立たず、とてもクールな印象です。


ご覧の通り、こちらはあの有名な「OUTDOOR PRODUCTS」とのコラボレーションアイテムになっています。

「OUTDOOR PRODUCTS」は1974年創業、アウトドア製品に巧みなファッション性を注入、全世界で愛され、多角的なアウトドア、スポーツプロダクツを展開するブランド。洗練されたデザインと使い心地の良さ、そして高い耐久性を追求する一方、製作工程上の無駄を一切省き、優れたコストパフォーマンスを展開しているところも、大きな魅力の一つとなっています。

初期の頃こそは、「MADE IN USA」 にこだわって製造していたらしいのですが、生産上のコストなどの採算が取れず、今はほとんどがアジア製だそうです。ヴィンテージ好きの人の中には、その初期のUSAモデルを血眼で探し回っている人も多いとか。やはり細かいデティールや仕上げなどUSA製じゃないと出せないところもあるのでしょうか(すみません、僕はその辺詳しくないもので…)。

そんな「マニア」達の多くのリクエストのもと、2009年からエクスクルーシブな体制でUSA生産がついに復活したらしいのです。ごく限られた範囲内での生産にも関わらず、なんと今回の「HYSTERIC GLAMOUR 別注」モデルは、このUSA製のラインで作られたものとなりました。「とても貴重なもの」であり、「マニア」の方も心揺さぶられるのではないでしょうか。

そのような背景に全く興味ない方でも、こんな話を聞くとちょっと興味をそそられますよね。

作りもとても丈夫ですし、飽きのこないデザインなので、長く愛用できることは確実に保証いたします!


やはり、鞄はコーディネートの重要な一部分だと思います。

格好いい鞄を使いましょう!


NOTHING ELSE MATTER

NOTHING ELSE MATTER

先日行われた10S/S  GIVENCHY MENSWEARのコレクションは、かの Michael Jacksonに捧げられたコレクションとなりました。

「我々はMichaelの新しいスーツを共同で製作していましたが、彼はもうこの世にいません。彼はまさに僕のインスピレーションそのもの。Michaelは3週間前にスタッズの付いたレディースアイテムを着てストリートや人前に出ていました。彼はデザイナーとして私を刺激したのです。今日の私のコレクションを彼に捧げます。」

ショー直後のリカルド・ティッシのインタビューより。まさにMichaelが他界したのは、このコレクションが行われた前日でした…。

次に予定されていた、ロンドン公演での衣装デザインを、ティッシは依頼されており、その大半がすでに完成されていたといいます。もうそれらは世に公開しない、とGIVENCHYサイドは発表。このコレクションがとても秀逸だっただけに、その世紀のコラボレーションを一目見てみたかったという想いを持ったのは僕だけではないはずです。

その秀逸なコレクションのテーマをティッシはこう語っています。

「今シーズンはマスキュリンな要素やフォーマルなスーツなどをより発展させました。そして、私の感情に訴えかける要素を幾つか取り入れました。一つ目はモロッコ。私はモロッコやアルジェリアやチュニジアなどのアラブ各国が大好きです。なぜなら、彼らはエレガンスを持ち合わせているからです。男性たちはどんなデザインを身に付けていてもエレガントで男性的で上品に見えます。」

北アフリカの民族音楽「ギナワ」をバックに、たくましい黒人モデルを多様したトライバルなムード。

アフガンストールを纏ったようなこのTシャツは、そのコンセプトを象徴するアイテムの一つではないでしょうか。


そして、今回のコレクションのインスピレーションとなった人物、Michael Jackson。

前半の2トーンのドレススタイルやゴールドを始めとしたスタッズの装飾、「赤」の巧みな使い方からは、やはりマイケルの影を感じずにはいられません。ギラギラとした80年代のメインストリームからの恩恵を、そこはかとなく表現しているかのようでした。

そして、ティッシが敬愛するもう一人の80年代のスパースター、Guns N’ RosesのAxl Roseの影響も公言しています。

「彼のグランジでリラックスしたスタイルは、今日のメンズウエアの中でも、知らず知らずのうちに影響を受けている部分は多いはず。」

グラマラスな容姿と産業的なスタイルに偏っていた80年代のアメリカンロックを、クールかつワイルドに塗り替え、90年代への橋渡しをした彼のスタイルに、憧れたミュージシャンやファッションデザイナーは多いはず。その中でもティッシは、そのオマージュをより具体的なものにしたようです。


もはやティッシのシグネイチャーとも成り得た、ショートパンツ×レギンススタイルには、アクセルローズからの影響は、少なからず伺えます。特に今回は、ジャージーやこのスウェットといったリラックスした素材を多様し、そのムードはさらに増しておりました。


こんなTシャツもそんなムードありき。

やはり、GIVENCHYにはロックマインドが溢れています。

しかし、00年代のメンズファッションを牽引し、ハイファッションとロックミュージックの相関性を示唆した、「エディー・スリマン」とはやはり趣が違うようです。センシティブでいて知的、そして今にも壊れてしまいそうな不安定さを抱えた「少年性」。それをテーマとしていた「Dior homme」との相違はもはや明らかでしょう。 PHOENIXやMETRONOMY、DRUMSといったお洒落で旬なアーティスト達にフォーカスを当て続けるエディーに対して、ティッシは100%男気に溢れるロックマインドで勝負しています。


1988年に発表された、イギリスのへヴィー・メタルバンド「IRON MAIDEN」の7作目にあたるアルバムカバーが、このTシャツのモチーフになっています。

この「Seventh Son Of a Seventh Son:第七の予言」がリリースされた当時、メタルが世界を席巻しており、またリカルド・ティッシが多感な時期を過ごした時期でもあったため、このムーブメントからは相当な影響を受けたようです。

少年時代、週末は部屋に閉じこもって「IRON MAIDEN」や「METALLICA」を爆音で聴いていた、という逸話も過去のインタビューで公言していました。

ここ日本でも今や、過去の二物的な扱い(失礼ですが)をされているこのムーブメントも、リカルド・ティッシのクリエーションに迫る為には、無視できない存在のようです。

これを機に、リカルド・ティッシに興味をそそられた方は、先日発売になった「VOGUE JAPAN」もご覧になってみて下さい。

人気コーナー、「デザイナーへの100の質問」はリカルド・ティッシでした。

他愛もない質問に対して、赤裸々な彼がとても印象的でした!


魅惑のピーナッツバター。

魅惑のピーナッツバター。

今日は、GLAMOUR的「食」にまつわるお話。

モードの神様といえばイヴ・サンローラン(個人的な意見ですが)!

そして、ロックンロールの神様といえば、やはりエルビス・プレスリー。甘い歌声と、センセーショナルなロカビリーファッションで、ビートルズに次ぐ歴代ナンバーワンソングを生み出した彼。しかし晩年は、見る影もなくお太りになられたようなのです。

かなりの甘党で、特に大好物が「ピーナッツバター」。ベーコンとバナナ、そして蜂蜜をたっぷりとまぜたピーナッツバターをはさんだサンドウィッチに目がなく、毎日のように食べ続けたそうです。その結果、ロックスターとは程遠いお姿に…。しかし、それほどまでに彼を魅了した魅惑のピーナッツバタとは…とても気になります。

時代は巡り、現在。

そのピーナッツバターの世界で、今最も熱い注目を集める商品がGLAMOURのレディーススペースに登場いたしました。

先程の前振りは、そのご紹介のためでありました。


これがその噂のもの。NYはグリニッチ・ビレッジにある、今話題沸騰中のピーナッツバター専門店「Peanut Butter&Co」のオリジナルピーナッツバターであります!

そのお店には、ショップ兼カフェスペースが設置されており、その場所でピーナッツバターを使用したサンドウィッチが楽しめるそうです。先程ご紹介したあの「エルビススタイル」のものや、他にも色々なメニューがあるようです。

ここのオーナーは、もともと広告代理店で働いていたらしいのですが、「異常なまでのピーナッツバター好き」からこのお店を始めたそうです。そして、今やアメリカ国内を始め、世界中の旅行客の観光スポット的なお店になるほどの大成功を収めました。

ブルーの屋根がかわいいこんなお店です。


しかし僕もそうですが、日本人にとってピーナッツバターってちょっと馴染みが薄い!?

ということで少し調べてみました。

そもそも、日本でバターというと生乳を原料とした、どこの家庭の食卓にもならぶあの品。しかしピーナッツバターとは、パンに塗ったりする外観からつけられた名前だそうで、乳脂肪は全く含まれていないものだそうです。アメリカではとてもポピュラーであり、子供達のお弁当で最も定番なのが、ピーナッツバターにジャムや蜂蜜などをまぜたサンドウィッチなのだそうです。もちろん大人をも魅了し、主食にも、おやつにもなりうる、まさにアメリカ人にとっての「ソウルフード」といったところなのでしょうか。われわれが思うステーキやハンバーガーといった実にアメリカ的な食文化よりも、ピーナッツバターを使用したサンドウィッチなどの方が古くから根付いているようなのです。

そして、数あるピーナッツバターメーカーの中でも、ここのが人気の理由は、その「こだわり」からなのでしょう。

一般的なピーナッツバターは、風味やコクを出すために、お砂糖や着色料、添加物、保存料などを加えているものが多いらしいのですが、こちらで使用しているのは、食塩とパームオイルのみ。そして使われているピーナッツは100%アメリカ産というこだわりよう。そのため、見た目こってりしているようですが、後味がさっぱりした優しいお味。そして…

「ピーナッツとピーナッツバターはプロテインの源」

ピーナッツバター&カンパニーの広告でもこう謳っている通り、ピーナッツバターは、ビタミンEや食物繊維の宝庫だそう。そして、素材本来の良さを活かしたこちらは、より健康にもよさそうです。女性客にも大人気なのがようやく理解できました。これなら、エルビスさんのようにはなりませんね(笑)。しかし、食べ過ぎには、ご注意を。


この、なんとも愛くるしい「サル」のマークが目印。

定番の粒なし「スムースオペレーター」を始め、大粒のピーナッツの食感を楽しめる「クランチタイム」、ホワイトチョコレートをブレンドした「ホワイトチョコレートワンダフル」などの種類があります。蜂蜜やジャムを始め、色々な食材との相性を楽しんでみて下さい。

日本では、まだまだ販売されているお店が極少であるため、なかなかお目にかかれる機会は少ないと思います。そんなものがGLAMOURで買えてしまうわけなのです。洋服選びのついでにおひとつ試してみてはいかがですか。

そして…

その他にも、何やらいろいろと「食」にまつわる品々が日々入荷しているのであります…。

どうやらGLAMOURを取り仕切る取締役のお二人は、このGLAMOURのスペースの一角を使用して、何やらおもしろいことを思索中なようです。数日前から工事が入り、今日見に行ったらバーカウンターのようなものが出来上がっておりました。

やっぱり!

カフェスタイルの飲食スペースを設置するらしいのです!

詳細は聞かされておりません(笑)

しかし、先程のピーナッツバターのように、素材本来の良さを活かした、ある意味「とても贅沢なもの」を世界中からセレクトし、それらを提供していくようなスタイルになるのではないでしょうか。おそらくその審美眼は、洋服をバイイングするスタイルとなんら変わりないのでしょう。

私達GLAMOURのスタッフとしては、その場所が、お客様達との更なる親交を深める場となり、また多くの新しい出会いが見つかる場所になってくれる事を願うばかりであります。そして予約会などの、イベントスペースとしても広く活用して行けることを期待します。遠方の方も、これまで以上にゆっくりショッピングができる環境になると思いますので、ご足労お掛けいたしますが、是非足を運んでみて下さい。

皆様もGLAMOURの新しい試み、そして新しい展開に、是非ご期待下さい。ピーナッツバターもお忘れなく!


時代を超越したスタンダード。

時代を超越したスタンダード。

ここはパリにある、かの「Maison Martin Margiela」の総本山。


制作のアトリエ兼オフィスであり、展示会はいつもここで行われています。かつて学校だったという建物の歴史を尊重、白いペインティングと白いオブジェ以外はそのままの状態で利用されています。広大な敷地と学校という背景から、少し独特の奇妙さを感じてしまうのは、僕だけでしょうか。つまり、あたりが暗くなったら何か出そうな、そんな空間なのです(笑)。


僕も、これまで幾度となくこの場所を訪れておりますが、未だ分からない事があります。それは、この建物の中のどこかにあるという「秘密の部屋」の場所です。そこには、これまでマルタン・マルジェラとそのチームが、世界中を駆け回り収集してきたと言われる古着の数々が貯蔵されているらしいのです!

古い洋服を解体してその作りや素材を徹底的に分析、そこに新しい解釈やアイデアを詰めこんで再構築。それが現在まで変わらない、一貫したデザイン哲学。

今となっては、ごく当たり前の制作アプローチとなりましたが、やはりマルジェラがこの制作スタイルの第一人者であり、デビュー当時はとても斬新だったのでしょうね。以前ご紹介した、ジャック・マルソーなどは、100年程昔のヨーロッパからの引用でしたが、マルジェラは主に、世の中のモダニズムが進み、衣服も現代のかたちに近づいてきた、40年代~80年代くらい、そして多種多様な国籍からの引用のようです。それらを、少しブラックユーモア交じりの、シニカルなアイデアで再構築しているように思えます。

「Maison Martin Margiela」は、その「秘密の部屋」であの白衣をまとい、夜な夜な衣服の研究をしておられるのでしょうか。

この階段を上がった…


ここでしょうか?(多分違います(笑))


そんな洋服の歴史を操る「Maison Martin Margiela」のクリエーションの一つの頂点と言える「REPLICA」シリーズのご紹介。このシリーズの定義をMartin Margiela風に言うとこうであります。

「このREPLICAシリーズにおけるマルタン・マルジェラのデザイナーとしての仕事は、対象に使用されている生地や糸など、当時と全く同じもの探し出すことのみである。」

つまり、それ自体非常に完成度が高く、いかにその本物に近づけられるかということ。ここ数年間、毎シーズン数型ずつ発表されており、今シーズンも幾つかありました。その中でも、とりあえずこれが印象的。とても格好良かったです!


生産年 1969年

生産国 ウルグアイ 

都市  モンテビデオ


今から40年も前に作られたとは思えない、モダンな作りに圧倒されました。サイズ感もかなり細め。従来ここのライダースは、少しクラシックで無骨なシルエットのものが多かったのですが、これはかなりスマートな印象。

当時、ウルグアイのバイカーやロッカー達は、こんなクールなライダースを着て遊び歩いていたのでしょうかね。想像すると、また堪りません!

ダークグリーンという色合いも、新鮮に映ります。まさに新しい魅力満載!

開けて着るとこんな感じ。


そしてその証が。


最近、Maison Martin Margielaは南米の魅力にハマり渡航を続けていたらしく、まさにラテンムード満載のコレクションでした。

パナマハットや、アルゼンチンタンゴの舞踏用のシャツなどもREPLICAシリーズから発表されておりました(写真上)。



そんなこんなで、REPLICAシリーズの対象となった洋服が、実際に製造された時代や国に想いを馳せる…。

それが僕の趣味の一つになっているのでした。


知性溢れるスプリングコート。

知性溢れるスプリングコート。

本日は、kolorのスプリングコートのご紹介です。

洋服というものを知り尽くした、デザイナー阿部さんならではのアイデアが、随所に散りばめられています。

見逃さないでください!


こちら、展示会でみて一目惚れ致しました!

薄手のコットン素材のステンカラーコートを、柔らかなガーゼが包み込んでいます。


裾がちょっとめくれている様がポイントです。

袖も少し折り返すとより雰囲気。


一番上のボタン。

ボタンの色と素材の切替がとてもチャーミングです。


ジャージーの奥底に隠れたポケットも探し当てましょう。

着るとこんな感じです。


先日もご紹介したあのパンツとのコーディネイト。

肩が少し落ちるようなルーズなシルエットです。クロップドパンツなどに合わせると、とてもいいバランスになりますね。

横から見ると…


Aラインのような裾広がり。

そして、とても軽いです。

風になびくようなこの軽やかさが、大きな魅力になっています。まるでシャツを着ているかのような軽い仕上がりです。

GLAMOURにとって、デザイナーの阿部さんとのお付き合いは、かつて在籍されていた「PPCM」の立ち上げの時ぐらいからですので、もう十数年にもなります。当時から、その巧みな素材使いとカッティング、細やかな仕事ぶり、そして斬新なアイデアに、私達も心踊らせてまいりました。kolorとして活動なされるようになって、またその洋服作りへのこだわりは増す一方のようですね。先日お伺いしたパリのショールームでも気さくに話しかけていただき、わざわざ色々と商品の説明をしていただきました。そして、私達は阿部さんの放つ知的なオーラにまたまた魅了されてしまったわけなのです。

みなさまもkolorの洋服と出会い、そしてその知性溢れる雰囲気を感じとってみて下さい。